オオヨシキリ
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天気が回復して、ウミネコさんの飛翔は軽やかです。
凛々しく飛んでいくウミネコさんもいました。
初夏の風を感じます。
そんな時、遠くで騒ぎがおきました。
ミサゴさんが捕まえた魚を、ハシボソガラスのクロちゃんが奪おうとしていたのです。
ミサゴさんは沖をめざして一目散に逃げていきました。
しばらくしてクロちゃんがいなくなったので、ミサゴさんはもどってきました。
空気抵抗を少なくするために、魚の頭部を進行方向に向けています。
するとクロちゃんは作戦を開始しました。
物陰に隠れていたクロちゃんは、超低空飛行でミサゴさんに急接近しました。
不意を突かれたミサゴさんは持っている力をすべて使い急旋回、さっとクロちゃんをかわしました。
ミサゴさんは恐怖で体が硬くなり、なかなか前に進めないように見えましたが、なんとか逃げることができました。
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こんなに沢山のスズガモを見たことはありませんでした。
この距離では、一斉に飛翔した際に聞こえるという、鈴の音に似た羽音は聞こえてきません。
内湾に入って休息中です。
漁船がすぐ近くを通ると飛び立ちます。
海岸線沿いにある林の上をハイタカでしょうか、通過しました。
デービッド・アッテンボロー氏の著書、『鳥たちの私生活』によりますと、鳥の世界には種を超えた共通の言葉、信号があるそうです。
鳥は種によって独自の音域やしぐさをもっているそうですが、自分とは違う種類の鳥とのコミュニケーションが必要な場合があるとのこと。
鳥たちの生活空間、生け垣にハイタカが出現、それは危険信号を発すべき事態なのだそうです。
最初にハイタカを見つけた鳥が警戒音を発します。そのことが自分自身にタカの注意を引き付けてしまう恐れがありますが、警戒音は短く、やわらかい高い音なので、音源を突き止めるのは非常に困難なのだそうです。
この警戒音はしばしば「シー」と表記されるとのこと。
警戒信号を出すと、番兵役の鳥はすぐに葉の茂みに隠れてしまいます。生け垣にいたほかの鳥たちもそれにならいます。
カラ類、ツグミ類、ヒワ類はそれぞれ独自の「シー」という声を出しますが、どの声にも共通の特性があり、違う種類の鳥でも理解できるそうです。
混群(複数種の鳥でつくられる群れ)→〔カラ類は日本の里山でよく見ることができると思います〕は共通語を生み出したと言えるのだそうです。
林にはホオジロがいました。
もうすぐ雪が降り出します。
マガンの記憶と感情を知りたいと思いました。
シベリアの雪はもっと白いのでしょうか。
マガンの命も危浅にして、積み重ねられた大切な記憶は長くて10年、日本の王朝時代、武家時代を知らない、言わば現代っ子。
マガンを観察時、車から降りるとわかりますが、卵や雛を狙う極寒の動物を一瞬思い出すのか、人間を警戒します。
ジョウビタキのメスが飛んできました。
想像しました。
こんなきゃしゃなからだで、越冬するために世界最深のバイカル湖周辺から2,500km、つぶらな瞳で多くの山並み、日本海を見、耳羽にはからだを包み込み、そして命を研ぎ澄ます、無念無想を誘う風の囁きが常にあったのでしょうか。
なぜかその目差しから、正義は失われていない、グローバルスタンダードは競争の度に心にオブラートを一枚ずつ掛けるのではなく、生命の尊重だと思いました。
ジョウビタキのオスです。
初春のマガンが飛ぶ空は清渭のようです。
群飛は壮観なれど、澄心に波紋一つ広がりません。
蕪栗沼周辺に古調を感じます。
『万葉集』から
「朝(つと)に行く雁の鳴く音(ね)は わがごとくもの思へかも声の悲しき」
「鶴(たづ)がねの今朝鳴くなへに 雁がねは何処指(いづくさ)してか雲隠るらむ」
「ぬばたまの夜渡る雁は おほほしく幾夜を経てか己(おの)が名を告(の)る」
万葉の時代には、雁は今と変わらず渡りを行っていたようです。
されど、万葉びとと現代人の心のすがたには差異が生じています。
長い年月渡りを行っている雁が、ダーウィンの進化論を目に見えて証明できない悲しさよりも、それは悲しいことだと思います。
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