2007年4月24日 (火)

春の歌

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

F81

「うつせみの世にも似たるか花桜咲くと見しまにかつ散りにけり」

F82

「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」

F83

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2006年12月 2日 (土)

枯れ葉の言葉

散文詩

私がうす紅色に輝いたのを見た人は、たった二人です。

一人は少しやさしい心になり、大切な人への強い疎隔感がひるみました。

ずっと昔から決まっていたことでもあり、偶然でもあります。

E35

やがて私は安心して力をゆるめ、ひらひらと舞い落ちました。

はじめは、木の枝や石段に挨拶です。

E36

最後は、風と喧嘩しながらも、地面に落ち着きます。

E37

私はどんなに枯れても、雪が融けて、春一番が吹くまでどこにも行きません。

E38

私は最後に、自分の内にかすかに残った心の光を、さっきまで燃えていた情熱の光で包んでいます。

静かに、静かに、時間に埋没していきます。

E39

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